県内公立高入試 コロナ濃厚接触の受験生、未判定でも受験認める 判定後も無症状なら別室受験

2022/02/07 20:24

兵庫県庁3号館

 兵庫県教育委員会は7日、公立高校入試で受験生の家族やクラスで新型コロナウイルスの陽性者が発生し、本人が濃厚接触者に該当するかが未判定のまま受験日を迎えた場合、通常受験を認める方針を発表した。また濃厚接触者と判定され、陰性確認が間に合わない場合も、無症状なら別室受験ができるようにする。 関連ニュース 兵庫県内公立高入試 推薦、特色選抜の出願確定 16日試験 兵庫県内公立高校・多部制1期出願状況 平均倍率は0.53倍 県内公立高推薦入試、平均倍率0・54倍 特色は0・60倍 出願開始

 県立高校では16日に推薦入試と特色選抜が行われ、受験が本格化する。これまでは濃厚接触者でも別室受験できる条件として、行政検査で陰性確認▽受験当日の無症状▽公共交通機関を利用せず来場-の全てを満たす必要があった。
 しかし保健所業務の逼迫で、濃厚接触者の調査が十分に行われない状況が発生。未判定者の扱いは想定されておらず、文部科学省が通常受験を認める方針を示し、県教委も準拠した。
 また、濃厚接触者と判定されても行政検査による陰性確認が間に合わなければ、抗原検査キットでの陰性確認で別室受験を認める。キットも入手できないケースは無症状であれば受験を認める。これらの要件緩和は、保健所業務の逼迫が改善すれば変更するとした。
 県教委は「濃厚接触者の受験機会をできるだけ確保し、会場の換気や消毒を徹底して試験を行いたい」とする。(古根川淳也)
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