ボーガン規制条例廃止など４７議案を追加提案　兵庫県

　兵庫県は２１日、開会中の県議会定例会にボーガン（洋弓銃）規制条例廃止など計４７議案を追加提案した。 関連ニュース クロスボウの廃棄期限迫る　県警「無料回収利用して」１５日以降、所持は原則禁止に 衆院選　参政党が兵庫1、2、6、11区に4新人擁立を発表　8区も候補者擁立へ人選進める 家族３人が警察官

　同規制条例は２０２０年、宝塚市内で家族ら４人がボーガンで撃たれた殺傷事件を受けて制定し、同年１２月施行。ボーガンを所有する県民に全国で初めて届け出を義務付けた。今年３月１５日施行の改正銃刀法がボーガン所持を許可制と規定。条例規制が不要になり、県議会で可決後、同日をもって条例は廃止する。
　また、１９９８、９９年に神戸市兵庫区で発生した新湊川浸水被害を巡り、県社会福祉協議会が生活復旧の名目で被災者に貸し付けた資金について、償還困難な約８００万円を免除できるよう関連条例の改正案も盛り込んだ。（金　旻革）