早春の花バイカオウレン　六甲山上で咲き始める

　梅に似た花を咲かせる「バイカオウレン」が、神戸・六甲山上の六甲高山植物園で咲き始めた。厳しい寒さが残る山上で春の訪れを告げている。 関連ニュース 空へまっすぐ伸びる「逆さつらら」　専門家も驚きの珍現象 「数年に一度」ホテルオークラの滝凍る 真冬の自然美、凍る「ナイアガラ」つらら垂れ下がり時間止まったような光景

　林下に生育するキンポウゲ科の多年草。梅のような見た目や五角形の葉が特徴で、同園では早春に最も早く開花する花だという。
　今年は寒さや雪の影響で咲き始めが昨年より２、３週間ほど遅いという。それでも雪が少なくなった場所では１～２センチほどの小さな白い花が姿を見せ、太陽の光を浴びて一層白く輝いていた。
　冬季休園中だが２７日、３月６日は特別開園する。バイカオウレンのほかフクジュソウやセツブンソウなど早春の花々が楽しめる。午前１０時～午後４時。中学生以上６００円、４歳～小学生３００円。六甲高山植物園ＴＥＬ０７８・８９１・１２４７
（秋山亮太）