まん延防止、兵庫県が再延長要請へ 知事「病床使用率まだ高い」

2022/02/28 21:34

兵庫県庁=神戸市中央区下山手通5

 兵庫県は28日、3月6日が期限となっている新型コロナウイルスのまん延防止等重点措置を巡り、1日にも政府に再延長を要請する方向で最終調整に入った。斎藤元彦知事は28日午前、報道陣の取材に「病床使用率は徐々に下がっているが、まだ高く推移している。直ちに解除は困難」との認識を示した。 関連ニュース コロナワクチンのデータ公開要求 トランプ氏、CDC混乱で 新型コロナ、10週連続で増加 ニンバス流行、のどに強い痛み コロナ感染者、9週連続増 1医療機関当たり6・30人

 県内の新規感染者数は28日に2048人を確認。直近1週間の1日平均新規感染者数は3534・4人で最多だった10日の5614・1人から下がり続けている一方、病床使用率は68・0%(重症用27・4%)で高止まりが続いている。
 県は再延長を要請後、週内に専門家を交えた対策本部会議を開き、今後の対応方針を決める見通し。飲食店に対する営業時間短縮要請など一部の制限は継続するとみられる。兵庫県の重点措置は1月27日に適用され、2月21日に延長されていた。(金 旻革)

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