兵庫県、まん延防止措置「延長」を政府に要請 期間は2~3週間を想定

2022/03/01 21:45

兵庫県庁=神戸市中央区下山手通5

 兵庫県は1日、6日に適用期限を迎える新型コロナウイルスのまん延防止等重点措置について、再延長を政府に要請したことを明らかにした。要請後の1日午後、斎藤元彦知事は報道陣に対し「病床使用率がまだ70%近くあり、医療逼迫を防ぐ必要がある」とした。 関連ニュース 第6波の死者数、全国ワースト3位 兵庫県、人口比で全国平均の2倍近く 「介護タクシー」で旅しませんか コロナ禍、遠出控える高齢者や障害者向け 地元旅行業者が事業スタート 2回目ワクチン集団接種の75歳以上、9割が3回目終える 加古川市

 斎藤知事は延長期間について「2~3週間を考えている」と述べ、判断は政府に委ねるとした。また措置内容は、現在の飲食店に対する営業時間短縮要請などを継続する方向を示した。
 県内の新規感染者数は1日、3603人で減少傾向にある一方で、病床使用率(67・6%)は下降傾向が見られるものの、下落幅はゆるやかな状態。国は措置終了の一つの目安として、使用率がおおむね50%を下回っていることを示している。
 兵庫県などからの要請を受け、岸田文雄首相は3日に記者会見して方針を説明する調整を進めている。4日に対策本部で正式に決定する見通しだ。
 斎藤知事は再延長の間に、高齢者への3回目のワクチン接種を進めたいとし、「行楽シーズンの4月までになんとか措置を解除できるようにしたい」と述べた。兵庫県の重点措置は1月27日に適用され、2月21日から延長されている。(堀内達成)
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