資料の原本、紙から電子化で混乱か 兵庫県が情報公開請求で260万円の過大徴収
2022/03/08 16:40
兵庫県庁=神戸市中央区下山手通5
兵庫県は8日、2017年10月から今年2月までの間、公共工事に関わる情報公開請求の交付費用を誤り、計約256万円を過大徴収していたと発表した。今後、対象の建設会社など70社に還付手続きを進める。
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過大徴収したのは、県土整備部と農政環境部の所管で、公共工事の見積もりに使う「単価表」や「積算基準書」などの情報公開請求の費用。電子データを交付する際、交付費用として本来の200円に加え、紙での交付のみに必要な「印刷代」と同額の1枚10円を多く徴収していた。
17年10月以降、県で保管する資料の原本を紙から電子化した際に、交付費用の算定方法について認識を誤ったのが原因という。最大で17万380円を多く徴収されていた企業もあった。(小谷千穂)