休暇取得に「辞表出せ」、意見食い違いで無視 パワハラで50代男性警部2人処分 兵庫県警

2022/03/23 18:55

兵庫県警察本部=神戸市中央区

 休暇の取得を申請した部下に対し、辞表を提出するよう求めたとして、兵庫県警が神戸市内の警察署の警務課長を務める50代男性警部を警務部長注意処分としていたことが23日、神戸新聞の情報公開請求で分かった。男性警部は「冗談のつもりだった」などと話しているという。 関連ニュース 男性警部が部下へパワハラ、同僚女性とW不倫で処分 本人は否認も複数の目撃情報 市幹部「なめてんのか」激怒、机蹴り飛ばし 被害教員の公務災害認定 学校での暴力や暴言原因、治療費給付 神戸教員間暴行

 処分は2月17日付。県警によると、2020年12月から複数回にわたり、部下の30代女性巡査長から休暇の取得申請があった際、「辞表を持ってきたらいい」などと話したという。県警は「業務多忙の状況でもなく、休暇を取りにくくさせる言動だった」としてパワハラを認定した。
 また、県警本部警備部に勤める別の50代男性警部もパワハラがあったとして、本部長注意処分とした。20年9月~21年11月、意見の食い違いがあった20~50代の部下ら5人を無視したという。

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