アナゴや但馬牛… 兵庫の食材詰まった冷凍弁当５種類　姫路のまねき食品、自販機を全国展開へ

　ＪＲ姫路駅の「えきそば」や駅弁で知られるまねき食品（兵庫県姫路市）は、冷凍弁当をそろえた自動販売機「ベントーツアーズ」の販売を始める。姫路名物のアナゴや但馬牛など、兵庫の食材を生かした弁当５種類を用意した。コロナ禍が続く中、非対面や２４時間稼働の利点を生かし、弁当の販路を広げるのが狙い。 関連ニュース 名物「えきそば」冷凍食品に　まねき食品が販売 首都圏有名店のラーメン食べ比べ　冷凍自販機、姫路に登場 瀬戸内産のぷりっとしたカキで冷凍総菜、ピザやグラタン商品化　まねき食品が新ブランド

　全国各地の有名ラーメンが購入できる冷凍自販機「ヌードルツアーズ」の運営会社・丸山製麺（東京）と共同で全国展開していく。弁当版の第１号機は丸山製麺の本社内に設置した。
　弁当の価格は「淡路鶏の味噌焼き弁当」や「姫路名物あなごめし」は千円、「但馬牛牛めし」は１５００円など。電子レンジで温めるだけの手軽さを生かし、ビジネスホテルやオフィスなどでの需要を見込んでいる。まねき食品の竹田典高社長は「今後半年間で全国に２０～３０台の設置を目指したい」と話している。（段　貴則）