コロナ感染の斎藤知事、2週間ぶり登庁 「誰でも感染することを実感した」

2022/03/28 21:51

2週間ぶりに登庁し、兵庫県議会予算特別委員会であいさつする斎藤元彦知事=県議会

 新型コロナウイルスに感染し、自宅療養していた兵庫県の斎藤元彦知事が28日、2週間ぶりに登庁した。延期になっていた県議会予算特別委員会に出席し、審議日程に影響が出たことを陳謝。その上で「誰でも感染することを実感した。ワクチンの追加接種や経口薬の普及などについて議論し、対策を一層進める必要がある」と話した。 関連ニュース 【初報】兵庫・斎藤知事が新型コロナ感染 リモートで可能な業務続行、全面復帰は26日以降の見込み 予算、新型コロナ対応…一部公務で影響避けられず 兵庫・斎藤知事が感染 斎藤知事が発熱症状 「樹木伐採」の明石公園視察中止に

 特別委終了後には、報道各社の取材にも応じた。トップが感染した場合に備え「今でも危機管理の体制はあるが、経験を踏まえ、仕事の進め方を改めて検証したい」と述べた。
 療養中に経過などを報告する自身のツイッターに差別的な反応があったことにも触れ「(感染者が)周りに迷惑をかけてつらい思いをしている中で、ああいったコメントは許されない」と強調。法的措置は考えていないとしつつ「誹謗中傷に当たるのか、弁護士会に相談してみたい」とした。
 斎藤知事は15日朝に発熱があり、検査で陽性が判明した。(田中陽一)

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