不用な家財100キロ、職場に持ち込み焼却し警察沙汰に 兵庫県職員を懲戒処分

2022/03/31 21:56

兵庫県庁=神戸市中央区下山手通5

 兵庫県は31日、職場の敷地内に、カーテンや陶器、ソファなど不用な家財道具約100キロ分を無断で持ち込んで解体、焼却したとして、農政環境部の出先機関に所属する男性職員(60)を戒告の懲戒処分にしたと発表した。近隣住民が焼却で立ち上った黒煙を見て消防に通報。職員は県警から廃棄物処理法違反の疑いで取り調べを受けたという。 関連ニュース 面接の質問漏えい、火災の有線放送怠る 丹波篠山市が4職員処分 ワクチン副反応で療養中にイベントや温泉へ フェイスブックで判明 市職員を処分 ソファやカーテン…不用な家財100キロ分、職場に持ち込み解体・焼却 警察沙汰に 兵庫県職員を懲戒処分

 県によると、職員は2月10日から家財道具を自宅から職場に持ち込み、人目につかない夜間に解体。同27日午前7時ごろから、敷地内で焼却を始めた。同10時ごろ、黒煙に気付いた近隣住民が通報した。
 職員は自宅の売却に伴い、不用になった家財道具を処分するため、職場に持ち込んだと説明。「解体した廃材はクリーンセンターに持ち込もうと思ったが、量が膨大で手に余り、焼却処理を思い立った。安易な行動で多方面に迷惑を掛けた」と反省の弁を述べているという。(金 旻革)

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