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脱線事故発生時刻の直前に現場を通過する車両=25日午前9時16分、尼崎市久々知3(撮影・中西幸大)
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脱線事故発生時刻の直前に現場を通過する車両=25日午前9時16分、尼崎市久々知3(撮影・中西幸大)

 17年前に尼崎JR脱線事故(兵庫県尼崎市)を起こした列車とほぼ同時刻に現場を通過した快速電車内では、JR西日本が安全運転を誓う放送を流し、乗客らは合掌して犠牲者の冥福を祈った。

 電車は午前8時58分に宝塚駅を出発した。伊丹駅を過ぎると、男性車掌(36)が「事故を心に刻み、安全運行に努め、改めてお客さまから安心してご利用いただけるよう全力をあげて取り組んでまいります」とアナウンスした。

 現場付近に近づくと、電車は数分間、通常は制限時速60キロの区間を25キロに減速して走行した。通勤・通学客で混み合う車内では、車窓から現場を見つめたり、黙とうしたりする人の姿がみられ、すすり泣く声も聞かれた。

 かつてJR西の関連会社に勤めていた大阪市淀川区の男性(24)は「鉄道好きの一人として、事故の教訓を忘れないために乗った。安全運行を願う日として心に刻みたい」と語った。(久保田麻依子)

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