〈彩前線2022〉昭和の懐かしさに誘われて 華やぐ神戸・王子動物園のレトロ遊具

2022/04/01 17:27

昭和レトロな遊園地を彩るソメイヨシノ=1日午前、神戸市灘区王子町3(ドローンで撮影)

 一年で最も遊園地が華やぐ季節が巡ってきた。晴天の下、サクラに囲まれて彩りが増していく。「遊びにおいで」。昭和の懐かしさ漂う乗り物たちが誘っているかのようだ。 関連ニュース 【写真】王子動物園の春の風物詩「夜桜通り抜け」 【写真】春風に輝くエドヒガン 小野「桜づつみ回廊」 【写真】丘を染める淡いピンク、オオカンザクラ 10種のリレー、上郡町「さくら園」

 約480本のソメイヨシノが植わる神戸市立王子動物園(同市灘区)。園内のレトロな遊具はこの時期、花見にも一役買う。観覧車から花を見下ろすも良し、サイクルモノレールで木々の下をくぐるも良し。ちょうど1日、満開を迎えた。
 一方、市が昨年12月に示した王子公園再整備の方針素案で遊園地は廃止の対象に。愛着を持つ市民からは、見直しを求める声も聞かれ、今後の行方に注目が集まる。
 動物園では3日から「夜桜通り抜け」を3年ぶりに開く。午後6時~8時半。5日まで。同園TEL078・861・5624(吉田敦史、大森 武)

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