相生のトリガイから貝毒 県、出荷の自主規制要請
2022/04/06 23:09
神戸新聞NEXT
兵庫県は6日、同県相生市の沿岸で養殖するトリガイから規制値を超えるまひ性貝毒を検出し、同市の漁業者に出荷の自主規制を求めた。4日以降、同市からトリガイは出荷されていない。
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県内で今年、規制値を超える貝毒の検出は初めて。県は、播磨灘各海域のマガキとアサリを採取し、検査を進めている。明石海峡から西の播磨灘で操業する漁業者に注意を促し、県内の海岸で二枚貝を採って食べないよう呼び掛けている。
貝毒は有毒プランクトンが原因で二枚貝に発生する。加熱、冷凍しても毒性は弱まらず、大量に食べると手足がしびれ、呼吸不全で死ぬこともある。(森 信弘)