3年ぶりに採用増へ 23年春、兵庫の主要企業 8割超が「増やす」「同程度」 売り手市場に

2022/04/17 19:10

神戸新聞NEXT

 神戸新聞社は17日、兵庫県内の主要企業を対象に実施した2023年春入社予定の大学・大学院新卒者採用計画のアンケート結果をまとめた。22年春より採用を増やすと答えた企業の割合は、前年から18ポイント増の42%となり、3年ぶりに増えた。新型コロナウイルス禍に伴う採用の抑制基調から転換し、コロナ後を見据え、人材確保にかじを切る傾向がうかがえる。 関連ニュース 新卒採用「増やす」42% コロナで抑制から3年ぶり転換 人手不足解消へ、求む文系女子! 製造現場にも広がる活躍の場 中小企業が採用に力 大学生内定、過去最高38%


 アンケートは3月16日~4月5日に214企業・団体を対象に実施し、169社から回答を得た(回答率79・0%)。一部で短大や高専、専門学校卒を含む。
 採用を「増やす」と答えた企業は71社で、鉄鋼や金属などの製造業や電機メーカーなどが目立った。増やす理由(複数回答)では「人手不足」(52・1%)、「事業拡大」(43・7%)が多くを占めた。「持続的な成長における要員確保」(情報・通信)や「人員の年齢構成」(食品)など、長期的な視野で人材確保を重視する姿勢も見られた。
 「同程度」は42・0%(前年比7・1ポイント減)で、「増やす」との合計では5年ぶりに8割を超えた。「未定」は10・7%(同5・7ポイント減)、「減らす」は3・6%(同4・6ポイント減)だった。減らす企業の理由では「業務の機械化・自動化の拡大」(製造)のほか、「新卒に加えて中途採用も強化する」(金融)といった声もあった。
 23年春の国内全体の採用傾向について、「増える」「やや増える」とみる企業は計78社(46・2%)。「減る」「やや減る」(計13社、7・7%)を大きく上回り、学生優位の「売り手市場」が見込まれた。(赤松沙和)

神戸新聞NEXTへ
神戸新聞NEXTへ