コウノトリファンクラブ会長も務めた柳生博さん 但馬の関係者、訃報に驚きと感謝
2022/04/21 18:42
コウノトリファンクラブの会員らを前に語る柳生博さん(中央)=2018年2月
ドラマや映画で活躍した俳優で、自然保護活動にも取り組んだ柳生博さん(85)が、16日死去した。柳生さんは、コウノトリの野生復帰が進む兵庫県の但馬地域でも積極的に活動し、2004年、野生復帰を応援する「コウノトリファンクラブ」の設立とともに会長に就任。同クラブ主催の写真コンクールで審査員を務め、今年2月の審査にも立ち会ったという。
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人工巣塔の設置などを担う「日本コウノトリの会」の佐竹節夫代表(72)は30年来の知り合いで、「豊岡で住民が頑張っていることを『いいぞ、いいぞ』と褒めてくれて、活動の旗振り役だった」と振り返った。3月末にオンライン会議で言葉を交わした際は元気そうだったといい、「(自宅の)『2階から1階に下りるのが大変でね』と言っていたが、突然の訃報に驚いた」と話した。
県立コウノトリの郷公園の江崎保男園長は「(柳生さんの)影響力が大きく、野生復帰への理解や啓発が進んだ。この夏には数十羽の幼鳥が大空を飛び立っていく様子を天国から優しく見守ってください」とコメントした。(丸山桃奈)