再び相振り飛車の戦い　里見、西山がじっくり構想　女流王位戦第２局

　将棋の里見香奈女流王位（３０）＝女流王座、女流王将、倉敷藤花＝に西山朋佳女流二冠（２６）＝白玲、女王＝が挑む第３３期女流王位戦５番勝負（神戸新聞社主催）の第２局が１１日午前９時、札幌市の京王プラザホテル札幌で始まった。 関連ニュース 第一人者の貫禄　福間、華麗なさばきでシリーズ3連勝　女流王位戦第3局 女流王位戦で福間が6連覇　通算10期目、女流五冠　加藤女流四段破る 将棋女流王位戦　福岡で第３局始まる　先手福間は中飛車、加藤は攻め駒集中

　第１局で先勝した西山がタイトル奪取に王手をかけるか、里見が１勝１敗のタイに戻すかがポイントとなる一戦。立会人の屋敷伸之九段（５０）が対局開始を告げた後、先手の里見が初手を５六歩と指した。
　序盤は里見の５八飛（３手目）に対して西山も３二飛（４手目）と、第１局に続く相振り飛車の戦いに。西山は２五歩（１６手目）の後、向かい飛車に振り直した。里見も６六角（２３手目）から８五歩（２７手目）と８筋の歩を伸ばした。
　屋敷九段は「まだしばらくは駒組みの段階。ただ、いつ戦いが始まってもおかしくなく、じっくり構想を立てているのではないか」と話した。
　持ち時間は各４時間で、同日夜に決着する見込み。対局の模様は、神戸新聞ＥＸＴで中継している。
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