不当要求問題、姫路市議の不起訴不服 告訴の市が検審申し立て

2022/05/11 18:05

姫路市役所=姫路市安田4

 兵庫県姫路市白浜地域の公共事業を巡り、同市の松岡広幸市議(55)が市職員に不当要求を繰り返した問題で、姫路市は11日、松岡市議を嫌疑不十分で不起訴とした神戸地検の処分を不服として、神戸第1検察審査会に審査を申し立てた。検審が起訴相当や不起訴不当と議決すれば、地検が再捜査する。 関連ニュース 自宅のバケツで酒米栽培?SNSで拡散、リモート酒造り 幻の品種「弁慶」復活通じ、広がる交流 美容師が左手の指2本切断 交差点、信号待ちで車が衝突 兵庫・姫路 「この経験を意味あるものに」試合中に脳挫傷負ったラグビー元女子日本代表 大けが予防の専門職に

 一連の問題では、姫路市が松岡市議の言動を市職員倫理条例に基づく「不当要求行為」に認定。市は今年2月、威力業務妨害容疑で姫路署に刑事告訴し、同署が同容疑で書類送検したが、神戸地検は4月28日に不起訴処分とした。
 姫路市法制課は「本来は起訴されるべき事案と考えており、処分に不服があったため申し立てを判断した」としている。(田中宏樹)

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