共産・志位氏が神戸で演説 参院選「改憲勢力に立ち向かう」党派超えた支持呼び掛け

2022/05/14 18:15

憲法改正の阻止を訴えた共産党の志位和夫委員長=14日午後、神戸市中央区(撮影・小林良多)

 夏の参院選に向け、共産党の志位和夫委員長が14日、神戸市内で兵庫選挙区(改選数3)の立候補予定者らと街頭演説した。憲法9条の改正阻止に触れて「兵庫で改憲勢力に正面から立ち向かう。党派を超えた支持で押し上げて」と訴え、広く支援を求めた。 関連ニュース 外国勢力の選挙介入対策に着手 真偽不明の情報、誹謗中傷が拡散 野党、関税交渉と消費減税で攻勢 両院で与党少数、初の論戦へ 25年上半期の倒産は339件 前年比12.3%増、過去20年で5番目の多さ 兵庫県内

 ロシアによるウクライナ侵攻を巡っては、核兵器を共同運用する「核共有」や改憲の議論が活発化している現状を危惧。「党をつくって100年、自由と平和を貫いてきた。世界平和のためにも躍進させてほしい」とアピールした。
 加速する物価の高騰については「金融緩和を推し進めたアベノミクスが招いた失政」と与党を批判。消費税減税や義務教育の給食費無償化などの対策を掲げ、「弱肉強食の新自由主義は終わりにする」と声を張り上げた。(名倉あかり)

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