宝塚歌劇団108期生が初舞台 口上に大きな拍手 星組公演「めぐり会いは再び」

2022/05/21 17:00

第108期生による口上の場面=宝塚大劇場(撮影・鈴木雅之)

 今春、入団した宝塚歌劇団の108期生が初舞台となる星組公演「めぐり会いは再び next generation(ネクスト・ジェネレーション)」「Gran Cantante(グラン・カンタンテ)!!」(30日まで)で熱演を続けている。 関連ニュース 未来のタカラジェンヌ“暗黙の作法” 過度な負担、世間の流れにそぐわない…で見直し中 宝塚歌劇が団員急死で謝罪、遺族「娘に会いたい、生きていてほしかったです」 「男役から依頼あります」タカラジェンヌも通う下着の名店

 本拠地、宝塚大劇場の舞台に公演の前、38人が紋付き、緑の袴(はかま)で勢ぞろい。緊張した面持ちで口上を述べ、歌劇団団歌を歌うと、客席からは大きな拍手がわき起こった。
 後半のショーには休演の1人を除く37人が出演。終盤、サフランのイメージで白と紫の衣装に黄色の頭飾りを身に着け、一糸乱れぬラインダンスを披露した。大階段からの登場、速いテンポの音楽に合わせた複雑なフォーメーションで構成される5分弱の場面を踊りきった。
 首席入団の娘役の茉莉那(まりな)ふみは「いつか絶対立つんだ、と思っていた舞台に実際に立って、こんなに客席が近くに感じられるんだと思いました」といい、ショーは「自分の感覚では5分が10秒ほどに感じられた」と話していた。(片岡達美)

神戸新聞NEXTへ
神戸新聞NEXTへ