飲むことで環境にやさしい「地エネの酒 環」 6月神戸阪急で「生酒」デビュー

2022/05/26 17:35

2年目の生酒がデビューする「地エネの酒 環」

 「飲むことで地域の資源が回り出す。地球環境の負担を減らす」をうたい文句とする純米吟醸酒「地エネの酒 環(めぐる)」の生酒が6月1~6日、神戸阪急(神戸市中央区)で開かれるイベント「HYOGO SAKE EXPO2022」で販売される。 関連ニュース <企業丹検>伝統の味、酒文化を守る 鳳鳴酒造(丹波篠山市大沢) 西脇市制20年記念酒「醸し人九平次」発売 横尾忠則さんがラベルをデザイン 稲見酒造の建物群、国登録文化財に 湯の山街道の歴史的景観を評価 社長「日本酒の物語伝える」

 「環」は、弓削牧場(同市北区)と4蔵元、3農家、神戸新聞社が連携した「地エネの酒 for SDGs プロジェクト」から生まれた。
 農と食のごみの発酵で得られた消化液を生かし、水田の有機物を分解して稲に栄養を与える「冬期湛水」や米ぬか除草で、無化学肥料、無農薬・減農薬の山田錦を栽培。4蔵元から昨年初めて販売され、取り組みは日本新聞協会の新聞経営賞に選ばれた。
 環はいずれも720ミリリットル入りで2200円。同4日午後4時からは、醸造した「福寿」の神戸酒心館(同市東灘区)、「盛典」の岡田本家(兵庫県加古川市)、「富久錦」(同県加西市)、「播州一献」の山陽盃酒造(同県宍粟市)の4蔵元セミナーがある。無料。
(辻本一好)

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