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藤井聡太王位(左)豊島将之九段
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藤井聡太王位(左)豊島将之九段
藤井聡太王位
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豊島将之九段
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豊島将之九段
神戸新聞NEXT
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 藤井聡太王位(19)=竜王、叡王、王将、棋聖=に豊島将之九段(32)=兵庫県尼崎市=が挑戦する「お~いお茶杯第63期王位戦」(神戸新聞社主催、伊藤園特別協賛)7番勝負が28日に開幕する。昨年、王位戦に加えて叡王戦と竜王戦でも対局した2人が、あらためてぶつかることになった。大舞台で戦う意気込みを両対局者に聞いた。

■藤井聡太王位 最大の修正課題は序盤

 豊島九段は、序盤の研究や知識が非常に深く、戦型選択のバリエーションも豊富です。中盤の鋭い踏み込み、悪くなってからの粘りも優れています。苦しいときであっても、相手を楽にさせない技術は、本当に素晴らしいと思っています。見習っていかなくてはいけないところのひとつです。

 昨年のタイトル戦では、序盤で豊島九段に先行される展開が多かったように感じています。序盤が自分にとって最大の修正するべき課題だと思います。

 特にこちらが後手番のとき、豊島九段の作戦にどのように対応するのか考えなければいけません。後手番だと幅広い展開に合わせる必要があります。序盤の定跡だったり、その後の指し方を含めて、いまより良くしていけるよう取り組んでいます。

 相居飛車の主な戦型は矢倉、相掛かり、角換わりですが、どれを選ぶかこだわりがないというのが、近いところかと思います。定跡の研究をしていても、そこから外れたときに対応できないと意味がありません。経験値を増やし、自分自身でしっかり将棋を考える必要があると感じています。

 王位戦7番勝負は、持ち時間が8時間あります。一手一手を考えて、結果的に自分の個性が出るように指したいですね。全国各地を転戦しながらの対局です。移動は好きなので、毎回楽しみがある棋戦だなと感じています。

【ふじい・そうた】2002年、愛知県瀬戸市出身。杉本昌隆八段門下、12年、6級で奨励会入会。16年、四段昇段。17年にかけデビューから29連勝で連勝記録を更新。20年、棋聖で初タイトル、王位で二冠。21年、棋聖、王位防衛。叡王、竜王奪取で四冠。九段。22年、王将獲得で五冠に。詰め将棋で鍛えた鋭い終盤力を持つ居飛車党。

■豊島将之九段 終盤まで拮抗した内容で

 昨年無冠となりましたが、またタイトル戦で対局することができ、うれしく思います。

 藤井王位は居飛車党の本格派です。序中盤はじっくりした戦いを好まれ、鋭い終盤力を持っています。昨年の藤井王位とのタイトル戦を振り返ると、序盤で指しやすくなった将棋もありましたが、決めきることができませんでした。2日制は王位戦が1勝4敗、竜王戦は4連敗でしたので、今期は一局一局、たくさん対局できるようにしたいと思っています。

 自分の実力不足を認めて、中終盤を強化することを意識しています。昨年の竜王戦が終わった後、いろいろなことをいっぺんに変えようとしすぎたため、(今年の前半は)内容も結果も悪いものになってしまいました。序盤のことを意識しすぎず、詰め将棋を解く量を増やすなど、少しずつ見直しています。いまは悪いなりに安定してきたのかなと感じています。

 戦型は、居飛車系統の将棋が幅広く出てくるのではと感じています。研究課題が盤上で表現されるのではないでしょうか。

 勝てるかどうかは分からないですが、実力をしっかりつけ、良い内容の将棋を指せば、シリーズを通じていい勝負ができるかなと思ってます。終盤まで拮抗(きっこう)した内容の将棋を指し、どちらが勝つか分からない勝負を楽しんでいただけるようにしたいと思います。

【とよしま・まさゆき】1990年、愛知県一宮市出身。桐山清澄九段門下、99年、6級で奨励会入会。2007年、四段昇段。18年、棋聖で初タイトル、王位戦も制する。19年、名人、竜王奪取。九段。20年、叡王獲得、竜王防衛。21年、王位挑戦。22年、王位戦挑戦者決定戦で池永天志五段を破る。精密な研究で他を圧倒する居飛車党。

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