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7番勝負の展望を話し合った森内俊之九段(左)と佐々木大地七段=東京都千代田区
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7番勝負の展望を話し合った森内俊之九段(左)と佐々木大地七段=東京都千代田区
神戸新聞NEXT
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 藤井聡太王位(19)=竜王、叡王、王将、棋聖=に豊島将之九段(32)=兵庫県尼崎市=が挑戦する「お~いお茶杯第63期王位戦」(神戸新聞社主催、伊藤園特別協賛)7番勝負が28日に開幕する。昨年、王位戦に加えて叡王戦と竜王戦でも対局した2人が、あらためてぶつかることになった。永世名人の資格を持つ森内俊之九段(51)と、このところ王位リーグの常連となっている佐々木大地七段(27)に7番勝負の展望を語ってもらった。

 -昨年と同じ顔触れの7番勝負になる。

佐々木 豊島九段は激しい変化にも飛び込みますし、研究のストックも豊富。特に先手の場合、角換わりが多くなるのではないでしょうか。藤井王位は後手番では、局面を無理に良くしようとせず、自然体に構えます。得手不得手がないので、先手だと相掛かり中心と予想しますが、自分が指したい形をぶつけてくることになりそうです。

森内 豊島九段の方が序盤に重きを置いています。詳しい形に誘導しリードを奪う意識が強いですね。藤井王位は、豊島九段の研究範囲まで互角を維持したいと考えているはず。藤井王位には際だった終盤力があるので、序盤で無理をしなくて良いのが強みです。

 -両対局者は、鋭い終盤力も特徴。

森内 終盤力がある藤井王位でも、持ち時間が減れば正確な読みができなくなるので、混戦に持ち込むことができます。豊島九段がギリギリの一分将棋を目指すのか、勝負どころをもう少し前に持っていくのか注目したい。藤井王位にしか見えない、長い射程から踏み込まれるような展開は避けたい。

佐々木 藤井王位は、複雑な局面でも全てを読み切る読みの早さと正確性が他の棋士と比べひとつ抜けていると感じます。豊島九段は、形勢を悪くしても相手を楽にさせない指し方がうまい。両者、終盤で大崩れすることはなく、中終盤は紙一重です。

 -両者ともに、AI(人工知能)研究を深く取り入れている。

森内 AIの発想は、棋士が気づかないものがあり、技術が向上しやすい。上を目指す人にはやりがいのある状況で、今シリーズで試すこともあると思います。

佐々木 7番勝負で新しい手が出てくるのではと感じています。優秀だと思う作戦や構えを、両者はAI研究を通じて数多く持っていますので。

 -楽しむポイントをファンに教えてほしい。

森内 1日目から手が進むのではないでしょうか。1日目の終わりで優劣が付くかもしれず、気が抜けない時間が長くなります。新たな内容の将棋が生み出され、ファンの人たちにその作品を喜んでもらえる機会になればと思います。

佐々木 藤井王位が優勢と思う方が多いとは思います。しかし豊島九段も新たな気持ちで臨むでしょうから、力を出すと感じています。

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