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感想戦で対局を振り返る豊島将之九段(左)と藤井聡太王位=29日午後、愛知県犬山市、ホテルインディゴ犬山有楽苑
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感想戦で対局を振り返る豊島将之九段(左)と藤井聡太王位=29日午後、愛知県犬山市、ホテルインディゴ犬山有楽苑
7番勝負の第1局に敗れた後、厳しい表情を浮かべる藤井聡太王位=29日午後、愛知県犬山市、ホテルインディゴ犬山有楽苑
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7番勝負の第1局に敗れた後、厳しい表情を浮かべる藤井聡太王位=29日午後、愛知県犬山市、ホテルインディゴ犬山有楽苑

 愛知県犬山市で28、29日に指された「お~いお茶杯第63期王位戦」(神戸新聞社主催、伊藤園特別協賛)7番勝負の第1局。注目の初戦は、同じカードとなった前期の第1局と同じく、豊島将之九段(32)=兵庫県尼崎市=が藤井聡太王位(19)=竜王・叡王・王将・棋聖=に快勝した。2人の明暗を分けたのは、事前準備の深さと、勝負どころで存分に考慮するための時間管理能力だった。

 豊島は1日目の午前中から、駒損しながら敵陣を急襲する強気の手を短い考慮で次々と繰り出した。8時間ある持ち時間のうち、封じ手までの消費時間はわずか2時間7分。5時間4分を使った藤井の半分以下というハイペースで指し続けた。

 副立会人の澤田真吾七段は「初日の指し手が豊島九段の研究範囲だった一方、藤井王位は午前中で研究を外され、対応に時間を使わされる展開になってしまった」と解説する。

 豊島が1日目に節約した持ち時間は2日目に活用された。既に優位に立っていた豊島が、藤井の反撃に対して攻め合いを選んだ3五歩(85手目)に費やしたのは、初日の総考慮時間と同じ2時間7分。藤井玉に肉薄する3四歩(101手目)にも60分考慮した。一手のミスで形勢が逆転しかねない終盤戦で、入念に勝ち筋を確認し、リードを守り切った。

 終局時点での残り時間は豊島が1時間40分、藤井が6分だった。藤井は持ち時間をほとんど使い切ったが、終局後「もう少し丁寧に読まなければいけなかった」と肩を落とした。

 澤田七段は「豊島九段は、正確に読む必要がある局面で、しっかり時間を使って考えることができた。理想的な持ち時間の使い方だった」と話した。

 第2局は7月13、14日に札幌市南区の「ぬくもりの宿ふる川」で指される。

【豊島将之九段の話】6五同銀(39手目)は良い手か分からないが考えたことがあった。2四桂(45手目)は攻めが細いので微妙なところ。7五歩(84手目)と反撃された場面は際どく、3五歩(85手目)は長考になった。(60分長考した)3四歩(101手目)で、読み抜けがなければ勝てるかなと感じた。

【藤井聡太王位の話】6一の金を動かさず2二玉(36手目)と入る形は指してみたかった。2四桂(45手目)で自玉が薄い展開を強いられた。2九竜(75手目)と引かれた後、突っ張った指し方をすべきだった。7五歩(84手目)では8六歩や1七角か。3五歩(85手目)とされては良くなかった。

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