命守る工夫や活動、成果をポスターで紹介 神戸で「ぼうさい甲子園」展

2022/06/02 05:30

受賞した学校や団体の活動成果が並ぶ企画展=神戸市中央区脇浜海岸通1

 学校や地域の防災活動を表彰する「ぼうさい甲子園(1・17防災未来賞)」で、受賞団体が自ら成果を紹介するポスターが、神戸市中央区脇浜海岸通1、人と防災未来センターで展示されている。例年、阪神・淡路大震災が発生した1月に表彰式と発表会があるが、今年は新型コロナウイルス禍で表彰式のみ、オンラインで開催。発表会に代わり、展示での報告となった。 関連ニュース 夜の三宮は公園が熱い 東遊園地で屋台やステージ、絵画展…10月まで催し次々と 果物売り場の隣にスイーツ? 忙しい共働きや子育て世代を意識 「リブ」「シーア」再オープン、改装の狙い 大型連休初日、京阪神の注目スポットに人出 万博に熱視線、神戸空港や神戸港の新施設を満喫

 兵庫県などが主催。17回目となる2021年度は、全国の110団体が応募し、64団体(県内は12団体)が受賞した。うち計41団体がポスターで活動紹介。上位8団体の作品は7月10日までの全期間を通して、他の作品は2週間ごとに10団体前後ずつ並べられる。
 最優秀のグランプリに輝いた和歌山県立和歌山商業高校(和歌山市)は、身近に自生するヨモギなど「防災植物」を探し、調理方法の動画を作った活動などについて報告している。
 兵庫県内では、奨励賞の県立山崎高校(宍粟市)が高齢者の家庭に聞き取りをしたり、高齢者向けの避難袋の中身を考えたりした取り組みを紹介。URレジリエンス賞の南あわじ市立福良小学校は、地域での防災訓練や被災地への募金活動などを多くの写真と共にまとめており、いずれも6月12日まで展示されている。
 西館1階ロビーの展示エリアは無料。午前9時半~午後5時半(金・土曜は7時、7月の火-木・日曜は6時まで)。月曜休み。同センターTEL078・262・5050(井川朋宏)

 県内の他の受賞団体は次の通り。
 URレジリエンス賞=県立明石南高校・めいなん防災ジュニアリーダーMRDP、県立尼崎小田高校看護医療・健康類型▽はばタン賞=甲南高校グローバル・スタディ・プログラム、神戸学院大学現代社会学部社会防災学科安富ゼミナール▽継続こそ力賞=神戸市立神港橘高校DiReSt67、神戸国際大学防災救命クラブ(DPLS)▽しなやかwithコロナ賞=西宮市立夙川小学校・同市立高木北小学校、明石高専D-PRO135°、県立豊岡総合高校インターアクトクラブ、神戸学院大学防災女子

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