将棋・女流王位戦、里見がタイトル防衛
2022/06/07 20:10
里見香奈女流王位
将棋の第33期女流王位戦5番勝負(神戸新聞社主催)の第4局が7日午前9時から徳島市のJRホテルクレメント徳島で指され、午後5時5分、先手番の里見香奈女流王位(30)=女流王座、女流王将、倉敷藤花=が89手で挑戦者の西山朋佳女流二冠(26)=白玲、女王=を破り、対戦成績3勝1敗で4連覇を達成、通算8期目の女流王位を獲得した。
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今期は初戦を西山が制した後、里見が第2局から3連勝して決着をつけた。里見のタイトル通算獲得数は48期。並行して行われているマイナビ女子オープン5番勝負はフルセットにもつれ込んでおり、13日に行われる最終局で里見は五冠目を、西山は二冠維持を目指す。
【さとみ・かな】1992年、島根県出雲市出身。森雞二・九段門下。2004年、女流2級。08年、第16期倉敷藤花戦で初タイトル。11年に奨励会1級に編入し、18年、三段で退会。19年、清麗を獲得し、史上初の女流六冠に。20年、女流六段。
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