上方落語若手噺家GP優勝、桂小鯛が昼席トリ 喜楽館、6月20日から「お祝いウイーク」

2022/06/10 16:20

「絶対はまる人がいるから見に来て」と話す桂小鯛=神戸市兵庫区新開地2

 昨年の「上方落語若手噺家(はなしか)グランプリ」の優勝者・桂小鯛が20~26日、「お祝いウイーク」として神戸新開地・喜楽館(神戸市兵庫区)昼席のトリを取る。 関連ニュース 女性落語家が急増「女の生き方、表現したい」 楽屋は男女別、演目に下ネタも 上方落語の危機!?桂枝女太が語る「お笑いの街・大阪の笑えない事情」 吃音抱える落語家、桂文福さん「心を込めれば相手に伝わる。すーっと話す政治家の話、響かないでしょう?」

 岡山・倉敷出身。2007年に入門し「とま都」、10年に改名した。賞レースに燃えるタイプで「やってきたことが認められ自信になった。大きいネタをやれるようになり、経験値が上がる」と受賞を喜ぶ。
 出演者は自ら決め、中トリには師匠・桂塩鯛をはじめ憧れの師匠連、トリの前には同期をそろえた。トークコーナーもあり「日替わりなので、毎日でも楽しんでもらえる」と話す。
 昼席でのトリは同期でも初めて。「うれしいのが先に立ち、プレッシャーは感じていない。この先なかなかないと思うので、一日一日をかみしめながら、どっしりしたネタをやりたい」と笑顔を見せる。
 午後2時開演。前売り一般2300円。喜楽館TEL078・335・7088
(田中真治)

神戸新聞NEXTへ
神戸新聞NEXTへ