加古川市議選、選管が集計ミス 開票終了大幅に遅れる

2022/06/13 11:47

加古川市長選と市議選の開票作業を進める市職員=12日午後9時39分、加古川市西神吉町鼎、加古川市立総合体育館

 兵庫県加古川市選挙管理委員会は、12日に投開票された同市議選で候補者の得票を実際より多く集計し、速報で公表するミスがあったと発表した。市選管は集計した票の総数が投票総数を25票上回ったことから、全ての票の再計算を開始。開票終了時刻を13日午前1時と見込んでいたが、同2時39分までずれ込んだ。 関連ニュース 加古川市議選 現職23人、新人8人が当選 勝敗を分けた選挙の投票用紙、数え終わった後はどうなる? 市長選「投票率100%」選管諦めた? 用紙の発注抑制、有権者数の7割に

 市選管によると、枚数計算機で100票ずつ数えて集計係が束にし、200票ずつを集積台に回すが、誤って75票を100票の束にしていたという。
 市選管は同0時45分の速報で、西村雅文氏の得票を1806票と公表していたが、最終的に1792票で確定した。
 市選管の担当者は「票数の数え間違いはあってはならないこと。複数人でのチェックをより徹底し、再発防止を図りたい」と話した。(斉藤正志)

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