参院選へ「選挙違反取締本部」を設置　兵庫県警８１９０人態勢で警戒

　参院選を前に、兵庫県警は１６日、県警本部と全４６警察署に「選挙違反取締本部」を設置した。県警捜査２課と各署の署員らが計８１９０人態勢で、選挙違反の警戒や摘発に当たる。 関連ニュース 【斎藤兵庫知事ＰＲ会社問題】契約内容、活動実態焦点　告発側「選挙運動明らか」 斎藤知事の選挙収支報告書、PR会社への支出なし　後援会経由で支払い 斎藤知事を公選法違反容疑で告発　大学教授と元特捜検事「ネット利用の選挙運動」　兵庫

　同課によると、県警は既に今回の参院選に関連し、政治活動用ポスターの掲示場所の違反について警告を１件出したという。
　２０１９年の前回参院選では、特定の候補者と政党に投票するよう他人に指示した疑いや、他人になりすまして投票した疑いで、２人を公選法違反容疑で書類送検。法定外文書の掲示や頒布などで１８件の警告を出している。（井沢泰斗）