「負けた分取り返そうと」パチンコ店で他人のカード盗む 神戸刑務所が男性看守を停職処分
2022/06/17 12:34
神戸新聞NEXT
パチンコのスロット台から他の客のカードを盗んだとして、神戸刑務所(兵庫県明石市)は17日、男性看守(28)を停職2カ月の懲戒処分にしたと発表した。
関連ニュース
【ウクライナ侵攻】ロシア、占領地の受刑者連行 1800人、捕虜や兵士に
千葉刑務所で受刑者死亡 頭から血、別の男が暴行か
受刑者が“記者”に。東京拘置所で記事の書き方講座 取材から執筆まで、社会復帰へコミュニケーションや発信磨く
同刑務所によると、男性看守は今年1月20日午後2時半ごろ、加古川市内のパチンコ店でスロット台から他の客のICカード(残額9千円)を抜き取り、盗んだという。同刑務所は同日、警察から連絡を受けて把握。男性看守は「別の店で負けた分を取り返せるかもしれないと思った」と話したという。
男性看守は受刑者に接する業務を担当し、この日は勤務日ではなかった。逮捕はされておらず、既に弁償したという。八代宏幸所長は「矯正行政への信頼を著しく損ね、深くおわび申し上げる。指導を徹底し、再発防止に努める」とした。