<候補者の横顔>里村 英一氏(61)諸新

2022/06/22 14:00

参院選兵庫選挙区に立候補した里村英一氏=兵庫県庁(撮影・鈴木雅之)

 目指すのは「個人の努力や勤勉性を尊ぶ政治」。新型コロナウイルス禍での政党による「ばらまき」施策は増税を招き、国民の経済を圧迫していると批判。「個人のやる気を引き出す減税で日本経済を永続させる」と訴える。 関連ニュース 国民、政権延命協力せず 玉木氏「政策本位」強調 【自民・国民接近】「石破丸」多難な再出発 参院選にらみ立民攻勢 政権批判の嵐が吹き荒れた衆院選 阪神間の超短期決戦を記者たちが振り返る

 新潟市出身。高校卒業後は実家の建設会社などで働き、27歳の時に東京の番組制作会社へ就職した。
 天安門事件から半年たった頃、ドキュメンタリー番組の取材で中国を訪問。血の痕が残る広場や破壊された寺院を見て、「共産主義国家に国民が軽視されている」と衝撃を受けた。「問題を報じる側ではなく、解決するプレーヤーになりたい」。その後、宗教法人「幸福の科学」に入った。
 1995年の阪神・淡路大震災では発生2日後、同法人の職員として神戸市長田区へ駆け付けた。64年に新潟地震を経験したこともあり、被災しながらも炊き出しを手伝う地元の人たちに感銘を受けたという。
 3年前に政治団体「幸福実現党」役員となり、担当地域の兵庫県内各地を回ってきた。「自分にとってはホームグラウンド。復興へ前向きに進んできた兵庫の力に、少しでもなれたら」と語った。(名倉あかり)
【メモ】
・趣味…ジャンルを問わず1カ月に20~30冊は読む読書家。約10年前、小説「一瞬の風になれ」の影響でランニングを始めたが、2年で疲労骨折して断念した
・癒やし…2匹の猫をなでること。自身はおしゃべり好きだが、「うるさがられるため家では無口」
【特集ページ】参院選2022

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