共産・小村氏、当選圏内に届かず　立民などとの「野党共闘」は限定的

　憲法改正議論に危機感を抱いて政治の道を志し、改憲阻止を訴え続けた共産党新人の小村潤氏（４６）。政権批判の声は、有権者に届かなかった。 関連ニュース 立民「連携」秋波にも国民は独自候補の擁立模索　参院選・兵庫選挙区　旧民主に広がる温度差 参院選　自公の駆け引き水面下で激しく　維新を警戒、長年の「蜜月」にほころび 勝敗を分けた選挙の投票用紙、数え終わった後はどうなる？

　共産は過去２回の参院選で、全１人区の野党候補一本化に協力。今回は立憲民主党などとの「野党共闘」は限定的なものになり、支持も広がりを欠いた。
　安倍晋三元首相の銃撃事件後も「テロ、暴力を許さない」と継続した街頭活動では自身の経験と政策を結びつけ「息子の学費が高すぎる」などとアピール。若年層を意識してＳＮＳ（交流サイト）の更新やオンライン配信も積極的に行ったが、実らなかった。（名倉あかり）
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