「トップ当選に恥じぬよう」「原点立ち返って」…兵庫選挙区の3氏、一夜明け街頭へ 参議院選挙
2022/07/11 11:48
当選から一夜明け、街頭であいさつに立つ片山大介氏=11日午前、JR三ノ宮駅前(撮影・吉田敦史)
参院選の投開票から一夜明けた11日、兵庫選挙区で当選し、議席を守った現職3人は早朝から街頭に立った。選挙戦を振り返りつつ、次の6年間に向けた決意を新たにした。
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65万票を獲得し、トップ当選した日本維新の会現職の片山大介氏(55)は午前7時過ぎ、神戸市中央区のJR三ノ宮駅前に妻明子さん(53)と立った。支持者から「投票しました」と声をかけられると、笑顔で応えた。
昨晩はほとんど寝られず、自宅で録画したニュースを見て当選の実感が湧いてきたといい、「トップ当選に恥じぬよう、今以上に県民の期待に応える努力をしていく」と力強く語った。
文部科学相で4選を果たした自民党現職の末松信介氏(66)は、同7時半過ぎから、地元のJR垂水駅前(神戸市垂水区)であいさつ。「厳しい選挙でした」「原点に立ち返って頑張ります」と通勤客らに呼びかけ、グータッチを交わし、名刺を手渡した。
安倍晋三元首相が銃撃された事件にも触れ、「決して暴力には屈しない」と力を込めた。11日中に上京し、通夜に出席する予定。
公明党現職の伊藤孝江氏(54)は同8時ごろ、JR三ノ宮駅前に姿を現した。通勤客らに「経済対策を含め、全力で頑張ります」と頭を下げ、駆け寄る支援者とグータッチを交わした。
得票数は3番目ながら、落選した4番手の候補に約20万票の大差をつけた伊藤氏。「本当に多くの方々に支えられた結果で、身が引き締まる。全ての政治課題に全力で向き合っていきたい」と意気込んだ。(三島大一郎、小川 晶、金 旻革)
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