「ワールドマスターズゲームズ」兵庫などで27年5月開催 新型コロナの影響で6年延期

2022/07/11 18:40

新会期決定の経緯を説明する組織委員会の中塚則男事務局長(左)ら=大阪市北区中之島6

 新型コロナウイルスの影響で延期を重ねていた生涯スポーツの世界大会「ワールドマスターズゲームズ(WMG)2021関西」の組織委員会は11日、新たな会期を2027年5月14~30日に決定したと発表した。組織委は26年5月の開催を目指していたが、最終決定権のある国際マスターズゲームズ協会(IMGA)の強い提案を受け、今月7日に合意決定したという。 関連ニュース 日本料理店の女将、昼の顔はキックボクサー 福男受け止める神職は“体育会系” 西宮神社の開門神事 41歳から挑戦 競技歴7年の主婦が空手の世界王者に

 同大会は当初、兵庫県内などで21年5月に開かれる計画だったが、コロナ禍の影響を受けて22年5月に延期。その後、26年5月に再延期する方針を表明していた。
 一方、協会側は22年秋の開催を主張していたが、コロナ感染の再拡大もあり、3月の交渉で断念。ただ、26年5月だと「25年の台湾大会との連続開催になる」として27年5月開催を提案していた。
 6月に入り、協会から「26年5月開催を承認する考えはなく、会期についてこれ以上協議しない」趣旨の態度表明があり、組織委が従う形となった。組織委の中塚則男事務局長は「また1年延びてしまったことは非常に残念」としつつも「準備期間が十分にあるということ。気持ちを切らさず、大会の成功を期したい」と呼びかけた。(貝原加奈)

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