大雨、神戸市内で観測史上最大 6時間雨量130ミリ 石垣崩落、道路陥没、飲食店水浸し…
2022/07/12 19:51
大雨で水浸しになった飲食店=12日午後、神戸市中央区相生町5(撮影・長嶺麻子)
兵庫県内は12日、大気の状態が不安定となり、各地で大雨に見舞われた。神戸市では午前9時20分までの6時間雨量が観測史上最大となる130ミリを記録し、石垣崩落や道路陥没などの被害が出たほか、一部飲食店が水浸しになった。
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神戸地方気象台によると、降り始めの11日午後9時から12日午後4時までの雨量は神戸市で143ミリ、西宮市で130・5ミリ。同日午前には神戸・阪神間などに大雨警報が発表された。
兵庫県警東灘署などによると、神戸市東灘区では12日午前8時半ごろ、増水した住吉川に、川沿いを歩いていた女性(63)が誤って転落し、足に軽傷を負った。また、神戸市によると同市灘区曾和町で民家の石垣が崩落。同市中央区東川崎町の国道2号では、道路の一部が深さ約20センチ陥没した。
(上田勇紀、井上太郎)