目前に広がる大阪湾、水着で楽しむ屋外温泉 国営明石海峡公園に新リゾート施設開業

2022/07/13 23:21

大阪湾に面する長さ45メートルの雄大な温泉=淡路市夢舞台

 兵庫県淡路市夢舞台の国営明石海峡公園内に13日、複合リゾート施設「アクアイグニス淡路島」が開業した。波の音を聞きながら水着で楽しむ長さ45メートルの屋外温泉が目玉で、地元の食材を使うレストランも備える。 関連ニュース 【写真】カウンター越しに大阪湾を望むすし店「贈」 【写真】温浴施設や飲食店などが入る施設の外観 神戸・三宮に高級ホテル開業へ 地上150メートル最上階にプール 27年度中オープン

 国営公園の開発を民間が担う事業として、全国で初めて認定された。「アクアイグニス淡路島」(淡路市)が運営する。
 大阪湾に面する約1ヘクタールの敷地に、温泉とレストラン、レンタルサイクルショップの3棟を整備した。
 温泉は地下約1キロからくみ上げ、屋外の「伊弉冉の湯湯」は約32度の源泉をそのまま使う。室内の「伊弉諾の湯」は約42度に加熱する。泉質は「ナトリウム塩化物温泉」で、肌触りの優しさが特長という。
 レストランはイタリア料理、和食、すしの3店舗。同社の古市尚社長(64)は「新型コロナウイルス禍で広がった近場旅の波に乗り、来園者を増やしたい」とあいさつした。(中村有沙、内田世紀)

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