兵庫の旅行割引「県民割」、８月末まで延長　まん延防止の指定あれば利用停止

　兵庫県は１４日、県民向けの旅行割引「ひょうごを旅しようキャンペーン＋（プラス）」の適用期限を８月末まで延長すると発表した。政府は７月前半にも全国旅行支援を始める予定だったが、新型コロナウイルスの感染急拡大で先送りを決定。都道府県による割引事業への補助が継続されることになったため、兵庫県はキャンペーン期間の延長を決めた。 関連ニュース 神戸市で国内初「ＢＡ・２・７５」感染確認　オミクロン株の新たな系統 新たなオミクロン株派生型「ＢＡ・４」　姫路で確認、兵庫県内初　感染力強く ４回目接種、感染リスク高いのに「なぜ対象外」　医療従事者らに不安、国の判断に批判の声も

　近隣府県との相互利用については、キャンペーンを延長しない大阪府を除く関西３県（滋賀、奈良、和歌山県）と鳥取、岡山、香川、徳島の各県と継続。京都府とは調整している。
　ただし、兵庫県内の重症病床使用率が第６波のピーク時に並ぶ３５％を超える見通しとなった場合は、新規予約の受け付けをやめる。また、出発地か旅行先がまん延防止等重点措置の適用地域などになれば、キャンペーンを停止する。
　仕組みは従来通りで、旅行・宿泊費に応じて最大５千円の割引サービスを受けられ、土産の購入などに使える千～２千円のクーポン券ももらえる。利用時にはワクチンの３回接種や陰性証明が必要。県は家族など少人数グループでの利用を呼びかけている。
　予約は旅行会社や宿泊施設で受け付ける。キャンペーン統括事務局ＴＥＬ０７８・５９９・７７５２（午前１０時～午後５時）
（田中陽一）
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