【独自】姫路市長選　元財務官僚の榑谷氏が立候補へ　維新が支援検討　８月にも正式表明

　任期満了に伴い来年４月に予定される兵庫県姫路市長選で、元近畿財務局金融監督第１課長の榑谷（くれたに）健太郎氏（３８）が無所属で立候補する意向を固めたことが２５日、関係者への取材で分かった。早ければ８月にも正式に立候補を表明する見通し。 関連ニュース 選挙期間中に目に付いた政党や候補者の「ユーチューブ広告」、法的には問題なかったの？ 「当選確実」開票前になぜ分かる？　投票締め切り午後８時、報道各社が速報へ 「寝耳に水」副市長２人、任期途中に異例の同時退任

　関係者によると、榑谷氏はまだ政党への推薦や支援の要請はしていないが、既に日本維新の会の地元組織が接触し、支援の方法を模索しているという。
　榑谷氏は姫路市出身。姫路西高校から京大法学部を経て、２０１０年に財務省に入った。米コロンビア大大学院を修了後の１７年から２年間、宮城県東松島市に出向し、東日本大震災の復興事業や地方創生の推進などに取り組んだ。今月８日、財務省を退職した。
　姫路市長選を巡っては、現職の清元秀泰氏（５８）が２期目に向けた態度をまだ明らかにしておらず、現時点では誰も立候補の意向を表明していない。（田中宏樹）