山下清の生誕100年回顧展 来場者1万人突破、明石の夫婦「とても繊細で緻密な作品」
2022/07/27 17:15
来場1万人目となり、石井嘉彦副館長(左)から記念品を贈られた永田敏彦さんと由美子さん夫婦=神戸市東灘区向洋町中2
神戸ファッション美術館(神戸市東灘区)で開かれている「生誕100年 山下清展-百年目の大回想」(神戸新聞社など主催)の来場者が27日、1万人に達した。節目の1万人目となった兵庫県明石市の永田敏彦さん(66)と由美子さん(55)夫婦に記念品が贈られた。
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同展は6月25日に始まり、「放浪の天才画家」と呼ばれる山下清の生涯と足跡をたどる。貼り絵作品を中心に、独特な手法で描かれた油彩や水彩画、少年期の貴重な絵画など約170点を紹介している。
同館の石井嘉彦副館長から記念の作品図録を贈られた永田さん夫婦は「いい記念になります」と喜び、展示については「ドラマでよく知られるイメージとは違い、実際の作品はとても繊細で緻密だと感じた」と話していた。
8月28日まで(月曜休館)。午前10時~午後6時。一般千円。同館TEL078・858・0050(安福直剛)