旧統一教会イベントに神戸市の課長出席、市に10万円寄付 久元市長「個人的な関わりない」
2022/07/28 17:50
定例会見で記者の質問に答える久元喜造市長=神戸市役所
神戸市の久元喜造市長は28日の定例会見で、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係について問われ、「個人的な関わりはない」とした上で、関連するイベントに同市の課長が出席したり、市が寄付を受けたりしていたことを明らかにした。
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旧統一教会を巡っては、安倍晋三元首相銃撃事件をきっかけに政界とのつながりが注目を集めている。
市によると、5月14日、同市内で開かれた教団が関わるイベントに国際課長が出席。関係者から依頼があったという。また、市は同月30日、教団から10万円の寄付を受けた。
久元市長は出席や教団からの寄付を「とがめるようなものではない」としつつ、「今後はお断りする方向になろうかと思う」と話した。
久元市長自身は「誘われたことも出席したこともない」と回答。後援会にも確認を取り、寄付などの記録はなかったという。
(名倉あかり)