お盆の渋滞、阪神高速ー第二神明で30キロ超予測 昨年より大幅増 下りは11日ピーク
2022/07/28 20:10
新型コロナウイルス禍前、古里から戻る車などで渋滞する明石海峡大橋=2017年8月14日、神戸市垂水区舞子台7から
高速道路各社による今年のお盆期間の渋滞予測が出そろい、関西では昨年を大幅に上回る渋滞が予想されている。8月11~13日は阪神高速神戸線から第二神明道路にかけての下りで30キロ以上の渋滞も見込まれる。
関連ニュース
【地図】新神戸トンネル、ポーアイまで延伸へ 三宮周辺の渋滞解消、空港アクセス改善
【写真】お尻拭きティッシュ散乱 阪神高速4km超渋滞
高速道路の渋滞なぜ起こる?…知っておきたい「サグ部渋滞」のメカニズム
阪神高速道路会社や西日本高速道路会社によると、11~13日は阪神高速の武庫川インターチェンジ(IC、兵庫県西宮市)付近から第二神明の名谷IC(神戸市垂水区)までの下りで、32キロまたは33キロの渋滞を予測。ピークは午前8~10時で、通過するには通常の4倍となる2時間以上かかるとしている。
上りのピークは15日午後5時の23キロ。12~16日午後2~5時ごろにも、20キロ以上の渋滞が発生するとみられる。
西日本高速道路の管内全体では、10~16日で10キロ以上の渋滞回数は102回と予測。新型コロナウイルスの流行「第5波」に突入していた昨年の集計(事故などの影響を含む)では15回で、比較すると約7倍。コロナ禍前の2019年は150回だった。ただ、30キロ以上の渋滞は名神高速道路の大津IC(大津市)と深草バスストップ(BS、京都市伏見区)付近のみ。
特に下りは11日、上りは13、14日が渋滞が多いとみられる。同社は公式サイトに渋滞予測や道路交通情報を掲載。渋滞のピークを避け、出発日時を前後にずらすなどの分散利用を呼びかけている。
また本州四国連絡高速道路会社によると、神戸淡路鳴門自動車道の渋滞予測は14日午後4時ごろ、北淡IC(淡路市)から淡路IC(同)付近までの約15キロが最長。11、13、14日に下り、14、15日に上りでそれぞれ5~10キロの渋滞を見込んでいる。(小谷千穂)