甲子園球場100周年を前に 名作野球マンガ9作品集めた特別動画公開 ラッピング電車も
2022/08/01 10:00
(時計回りに)「ドカベン」「巨人の星」「H2」「ROOKIES」(阪神電鉄提供)
高校野球の聖地となっている阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)が2024年に100周年を迎えるのを記念し、甲子園にゆかりのある野球マンガの名作9作品を集めた特別動画が1日、阪神電鉄の記念サイトで公開された。全269巻から厳選した名シーン・名せりふが次々に登場。また、阪神本線で歴代のヒーローたちを描いたラッピング電車の運行も始まった。(山岸洋介、西井由比子)
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甲子園球場100周年へラッピング電車GO!
9作品は、ドカベン▽巨人の星▽タッチ▽H2▽MIX▽ダイヤのA▽ダイヤのA act2▽プレイボール▽ROOKIES。
サイトは1日に開設。企画した阪神電鉄によると、出版社の垣根を越えて9作品が一つの動画に収まるのは初めてという。昭和から令和まで、時代を超えて「夢と憧れの舞台」として描かれてきた甲子園の熱気や高校野球の臨場感を伝える。
第1弾として公開されたのは約2分10秒の「聖地・甲子園篇」。父から「月夜の千本ノック」を受ける星飛雄馬(巨人の星)、亡き双子の弟への思いを胸に力投する上杉達也(タッチ)…。物語のクライマックスシーンや息詰まる場面のカットがふんだんに使われ、迫力の打球音や土を蹴る音、応援団の大歓声が、疾走感ある歌とともに流れる。
動画は他に数本を制作する予定で、第2弾以降は24年までに順次公開する。担当者は「誰にとっても記憶のどこかに甲子園はあると思う。動画を見て、さまざまな思い出を呼び覚ましてほしい」と話した。
ラッピング電車は1編成のみの特別仕様で、阪神本線を中心に走って記念ムードを盛り上げる。運行は24年12月ごろまで。