消防士2人が飲酒運転で民家や電柱に衝突…西宮市消防局また不祥事、幹部「危機的な状況」
2022/08/10 22:44
神戸新聞NEXT
飲酒運転で物損事故を起こしたとして、兵庫県西宮市消防局は10日、北消防署の男性消防士(22)=同県尼崎市=を懲戒免職とし、同乗していた総務課付の男性消防士(22)=同県芦屋市=を停職3カ月の懲戒処分とした。総務課付の消防士は同日、依願退職した。
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同消防局によると、2人は7月1日夕方から約7時間半、神戸市東灘区の飲食店3軒で知人と飲酒。北消防署の消防士は、迎えに来た別の知人の乗用車を運転し、芦屋市大原町で2日午前1時ごろ、民家のガスメーターや電柱に衝突した。
2人はビールとハイボール計10杯ほどに加え、マッコリ(500ミリリットル)3~5本を分け合って飲んだと説明。県警芦屋署が道交法違反の疑いで任意で捜査している。
同消防局では昨年9月以降、酒気帯び運転による当て逃げや痴漢容疑での逮捕、同僚への暴行といった不祥事が続発。長谷川孝治総務部長は「危機的な状況。厳粛に受け止め、再発防止に取り組む」とした。(山岸洋介)