アスベスト被害、全国一斉の電話相談実施へ　２７、２８日　神戸のＮＰＯ法人

　ＮＰＯ法人アスベスト被害者救済基金（神戸市中央区）などは２７、２８日、全国一斉の電話相談「アスベスト（石綿）健康被害ホットライン」を実施する。 関連ニュース アスベスト被害　26、27日に全国一斉の電話相談　NPOが対応、健康不安や補償など幅広く 「中皮腫を治せる病気に」兵庫のアスベスト患者ら　治療研究に救済基金の活用を要望　国に制度見直し訴え 神戸港で作業、石綿を吸引し肺がんに　男性3人、勤務先に賠償求め勝訴確定　最高裁、被告側の上告不受理

　ＮＰＯ法人じん肺・アスベスト被災者救済基金（神奈川県）との共催。石綿の健康被害を巡っては２００５年、機械メーカー「クボタ」旧神崎工場（尼崎市）の元労働者や周辺住民への被害が明らかになり、全国で顕在化した。一方で、健康被害が出るまでの潜伏期間が長かったり、別の病名で診断されたりし、石綿被害との関係に気付かないこともあるという。
　ホットラインは、被害の掘り起こしを目指し、労災補償や給付金制度、健康不安などについて幅広く相談を受ける。両日とも午前１０時～午後６時。フリーダイヤル０１２０・３４９・９３１
（大橋凜太郎）