地場産業の産地から日本酒、洋菓子、かばん…若手職人らの独自性高い商品集合 大丸神戸店でイベント

2022/08/31 22:00

勢いのある若手職人らによる地場産業の産品が並ぶ=神戸市中央区明石町

 兵庫県内にある地場産業の各産地から、台頭する若手職人らの商品を集め、紹介するイベント「ひょうご国-HYOGO産を世界に発信するプロジェクト」(神戸新聞社など後援)が31日、神戸・元町の大丸神戸店で始まった。日本酒や洋菓子、豊岡のかばんなど、兵庫五国の19事業者が出展し、計千点以上を販売する。9月27日まで。 関連ニュース 宇宙で耐えられる「真空パック」 防災面でも注目の技術力 編み出したのは小さな播州織メーカー 「かばんのまちなのに、ランドセル店が少ない」と、直営店を開いたメーカー 別注パターンは1億通り超 震災で一度は埋もれた「宝物」、必死で探した ビーサン再起信じ、手入れ続けた業者の思い


 神戸ファッション協会が主催。2025年の大阪・関西万博を見据え、独自性のある商品で国内外に産地をアピールする狙い。会場では、パネルで産地の歴史や技術も説明している。
 タマキニイメ(西脇市)の播州織、シーラカンス食堂(小野市)のはさみなど、注目の作り手やデザイナーが出展。丹波立杭焼、淡路島の線香など、五国の産品がそろう。神戸牛の皮革「神戸レザー」と播州織を組み合わせたバッグなどの試作品も展示する。
 6階紳士服コーナー「Mベース」約80平方メートルで展開。7~20日は1階イベントスペースでも日替わりで播州織と菓子を販売。日本酒飲み比べとチーズのセットメニュー提供(7~20日、6階)、蔵元によるトークイベントもある。大丸神戸店TEL078・331・8121
(広岡磨璃)

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