県内公立高入試 新型コロナに加えインフルも追試対象に スマホやウエアラブル端末は持ち込み禁止
2022/09/01 19:12
兵庫県庁3号館=神戸市中央区下山手通5
兵庫県教育委員会は1日、来春の公立高校入試の手続きなどを定めた選抜要綱を発表した。来年3月10日の一般入試当日に感染症にかかっている場合の追試験は、新型コロナウイルスに加え、インフルエンザも対象とし、3月27日に実施。2月15、16日の推薦入試でも、推薦で全生徒を募集する学科・コースについては、両感染症の場合は3月10日に特別選抜を行う。
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追試験はコロナ対策の特例として2020年から導入され、4回目。他府県ではインフルエンザでも追試を行っており、体調不良者をより広く救済するため拡充を決めた。
インフルエンザと診断された罹患者と、診断されていない体調不良者は、推薦、一般入試とも当日の別室受験を利用することもできる。診断がない場合、追試験などは受験できない。
コロナ感染者については、今後の政府の判断基準などを見て濃厚接触者の扱いなどを別途定める。
またカンニング対策として、試験場に持ち込めない物についてスマートフォンやウエアラブル端末を追記した。要綱は県教委高校教育課ホームページに掲載している。(古根川淳也)