高校野球の滝川第二監督が部員に暴言「殺すぞ」 コロナ感染者には「○○菌」 県高野連が調査

2022/09/01 19:35

滝川第二中高のホームページから

 高校野球の強豪、滝川第二高校(神戸市西区)の監督(52)が部員に対して暴言を吐いたなどとして、兵庫県高校野球連盟(高野連)が調査していることが1日、分かった。今後、上部団体に報告し、処分も検討される見込み。 関連ニュース 「なめくさっとんか」中学硬式チーム総監督が選手に暴行 足蹴りや数時間正座 兵庫・姫路 父親の死で修学旅行不参加の中3男子生徒、担任の暴言で不登校に シュートを外した日 「お前、終わったな」監督の態度が豹変 サッカー少年を追い詰めた“地獄の日々”

 同校によると、監督は今年4~5月、新型コロナウイルスに感染した部員を指して「○○菌」と呼んだり、選手に「殺すぞ」と発言したりしたという。このほか、複数の顧問教員らが、生徒の前で監督から叱責されるなどのハラスメントを受けたと申告したという。
 同校の調査に対し、監督は一部を否定しているが、関係者への聞き取りで暴言やハラスメントがあったと認定。監督は部員らに謝罪したという。
 滝川第二は春夏合わせて7度の甲子園出場を誇る名門校。監督は社会人野球を指揮した経験があり、昨年3月同校に赴任、夏の兵庫大会では2年連続でベスト8に導いた。今月開幕する秋季兵庫県大会への出場も決めているが、同校では処分次第で監督交代も検討する。(初鹿野俊)

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