滝川第二高の野球部暴言問題 監督は一時交代、10日開幕の秋季県大会

2022/09/05 17:28

滝川第二中高のホームページから

 高校野球の強豪、滝川第二高校(神戸市西区)の監督が部員らに暴言を吐いた問題で、同校は5日、男性監督(52)を一時的に交代させる方針を明らかにした。10日に開幕が迫る秋季兵庫県大会は同校教諭の男性(24)が暫定的に監督を務める。 関連ニュース 「なめくさっとんか」中学硬式チーム総監督が選手に暴行 足蹴りや数時間正座 兵庫・姫路 父親の死で修学旅行不参加の中3男子生徒、担任の暴言で不登校に シュートを外した日 「お前、終わったな」監督の態度が豹変 サッカー少年を追い詰めた“地獄の日々”


 同校は調査で、男性監督が4~5月に新型コロナウイルスに感染した部員を指して「○○菌」と呼んだり、部員の前で2人の顧問教員に対し「教師やめてしまえ」と叱責したりするハラスメントがあったと認定。同校によると、男性監督は一部を否定したが、部員や顧問に謝罪した。問題が報じられた後、本人から活動を自粛する申し出があったという。
 暴言問題を巡っては、兵庫県高校野球連盟(高野連)を通じて日本高野連に報告され、処分が検討されるとみられる。同校や運営法人の瀧川学園は今後、男性監督の処遇を決める。(初鹿野俊)

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