30代の事務官を懲戒免職 電車内でわいせつ行為疑い、不起訴処分 神戸地裁
2022/09/09 19:25
神戸地裁=神戸市中央区橘通2
神戸地裁は9日、走行中の電車内でわいせつな行為をしたとして、同地裁豊岡支部・豊岡検察審査会に所属する30代男性事務官について、懲戒免職処分にしたと発表した。同地裁によると、事務官は大阪府警に強制わいせつ容疑で逮捕されたが、大阪地検はその後、不起訴処分としていた。
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同地裁などによると、事務官は7月18日午後1時過ぎ、JR大阪環状線の電車内で女性に暴行を加えた上でわいせつな行為をしたという。地裁は調査結果から事案認定し「性質や内容、社会的影響などを総合的に考慮し判断した」とする。
また、同地裁は尼崎支部民事部の男性書記官についても減給10分の1(1カ月)の懲戒処分とした。書記官は確認を終えていた判決書について、裁判官から再度内容の変更を告げられたことに腹を立て、右脚のすねを1回蹴ったという。
同地裁の遠藤邦彦所長は「再びこのようなことが起こらないよう、改めて職員への指導を行いたい」とコメントした。