夜の姫路城、大天守からの夜景に感嘆 初の夜間ツアー前に内覧会

2022/09/09 21:50

姫路城大天守の6階から見下ろす姫路市街地=9日夜、姫路市本町(撮影・大山伸一郎)

 世界文化遺産・国宝姫路城(兵庫県姫路市本町)で初の夜間ツアーが催されるのに先立ち、姫路市は9日夜、関係者向け内覧会を開催した。城下町の夜景を一望できる大天守や非公開の区域を専門家の案内で巡った。 関連ニュース 【写真】ライトアップされた姫路城が間近に 「こんなお城で撮影でき光栄」星野源さん、高橋一生さんらが姫路城で映画ロケ 「姫路城しか思い付かんくらい、何もない所なのよ」ミルクボーイの姫路PR動画


 ツアーと同様、同市立城郭研究室の工藤茂博学芸員がガイドを務め、約2時間かけて城の構造や歴史を詳しく解説。大天守の最上階6階では、ちょうちんの明かりのみで江戸時代の状況を再現した。白鷺城の大天守をかすめながら、城下町の夜景が際立ち、参加者からは「きれい」「いい眺め」と感嘆の声が漏れた。
 ツアーは、姫路城が2023年に世界文化遺産登録から30年を迎えるのに合わせて市が企画。城を望みながらの夕食がつき、伝統工芸品の土産もある。9月19日、22~24日、30日の計5日間、各日10人限定で料金は1人5万円だが、既に定員に達し、募集は終了している。
(安藤真子)

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