「生活になじめなかった」外出証偽造し不正外出、陸曹を懲戒処分 伊丹駐屯地

2022/09/12 11:54

陸上自衛隊中部方面総監部=伊丹市緑ケ丘7

 外出証を偽造して許可なく外出したとして、陸上自衛隊伊丹駐屯地は12日、中部方面システム通信群に所属する男性陸曹(26)を停職3日の懲戒処分にした。 関連ニュース 「辞めたい」と置き手紙、行方分からず 無断欠勤の陸曹を免職 19歳の自衛隊員 高校の同級生を監禁 武器ではない「秘密物件」を誤って廃棄 自衛隊員を懲戒処分

 同駐屯地によると、2020年10月17日午前11時ごろ、駐屯地内のパソコンで外出証を偽造し無断で外出したという。その後、隊員ら約20人で捜索すると、陸曹が契約する大阪市内のマンション内で発見された。調べに「駐屯地内の生活になじめず、前から退職したいと考えていた」と話しているという。
 同駐屯地によると、外出証は当直から直接交付される仕組みになっているが、交付記録に陸曹の名前はなく、17日夜の点呼で所在不明になっていることが明らかになった。

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